梅が香る神さまたち。全国の梅の名所とされる神社をご紹介。

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梅の名所の神社

 

福岡県太宰府市の「太宰府天満宮」は全国の天満宮の総本宮とされます。学問の神、菅原道真公を祀り、受験合格のご利益があるとされ、受験生で賑わいます。

本殿の傍のご神木「飛梅」は、樹齢1000年を超える白梅で、太宰府に配流された道真公を慕って都から飛んできたといわれます。その逸話にちなみ、神苑には200品種、6000本もの梅が植えられ、2月、3月のシーズンには観梅客で賑わいます。梅園には茶店が並び、満開の梅の下で梅ヶ枝餅をいただくのが、早春の風物詩となっています。

 

太宰府天満宮

福岡県太宰府市宰府4-7-1

アクセス 西鉄太宰府線「太宰府駅」徒歩5

公式サイト http://www.dazaifutenmangu.or.jp/

 

 

全国の天満宮(天神社)は12,000社ともいわれ、前述の太宰府天満宮と、京都の北野天満宮を宗祀社として全国に勧請されています。祭神の菅原道真公が梅を愛したことで、各地の天満宮の境内には梅の木が植えられます。

首都圏では東京都文京区の「湯島天満宮(湯島天神)」と、東の宰府と呼ばれる江東区の「亀戸天神社」が、それぞれ300本の梅が植えられ、名所になっています。

 

湯島天満宮(湯島天神)

東京都文京区湯島3-30-1

アクセス 東京メトロ千代田線「湯島駅」徒歩すぐ

公式サイト http://www.yushimatenjin.or.jp/pc/index.htm

 

亀戸天神社

東京都江東区亀戸3-6-1

アクセス JR総武線「亀戸駅」徒歩15

JR総武線、地下鉄半蔵門線「錦糸町駅」徒歩15

公式サイト http://kameidotenjin.or.jp/

 

 

そして、太宰府天満宮と共に天満宮の総本宮とされる京都の「北野天満宮」は、京都きっての梅の名所とされ、50種、2000本の梅が植えられ、1月の老梅に始まり、 2月の早咲き、3月の遅咲きと楽しめ、観梅客で賑わいます。また、京都では右京区の「梅宮大社」も知られます。梅は神花ともされて、神苑には550本の梅が植えられます。一本で紅白を咲き分ける「想いのまま」や金色の枝の「金枝梅」が人気です。

 

北野天満宮

京都府京都市上京区御前通今出川上る馬喰町

アクセス 京都市営バス「北野天満宮前」徒歩すぐ

公式サイト http://kitanotenmangu.or.jp/

 

梅宮大社

京都府京都市右京区梅津フケノ川町30

アクセス 京都市営バス「梅ノ宮神宮前」徒歩すぐ

公式サイト http://www.umenomiya.or.jp/

 

 

大阪では藤井寺市の「道明寺天満宮」が有名。梅園には80種、800本の梅が植えられます。また、東大阪市の河内国一宮、「枚岡神社」の500本の梅園も人気です。ここの梅園は「かおり風景100選」にも選定されています。

 

道明寺天満宮

大阪府藤井寺市道明寺1-16-40

アクセス 近鉄南大阪線「道明寺駅」徒歩3

公式サイト http://www.domyojitenmangu.com/

 

枚岡神社

大阪府東大阪市出雲井町7-16

アクセス 近鉄奈良線「枚岡駅」徒歩すぐ

公式サイト http://www.hiraoka-jinja.org/

 

 

そして、太宰府天満宮、北野天満宮と並んで、日本三大天満宮とされる山口県防府市の「防府天満宮」。この社は16種、1100本の梅園を誇り、2月、3月のシーズンには観梅客で賑わいます。

 

防府天満宮

山口県防府市松崎町141

アクセス JR山陽本線「防府駅」徒歩15

公式サイト http://www.hofutenmangu.or.jp/

 

 


プロフィール

あらき 獏(ばく)

情報誌の編集者を経て、現在は文化、歴史系フリーライター。旧神社宮司家の家系であることで、神社縁起と地域伝承の考察や、パワースポットの研究をライフワークとしています。

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