京都ハリストス正教会

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京都の街の真ん中に位置する烏丸御池に、京都の文化や芸術を展示、加えてフィルムシアターで映画などを上映している京都文化博物館、
また、聖徳太子が創建され、いけばなの発祥の地とされている六角堂、京都大丸、おしゃれなカフェやレストランなど、歴史的な建物が多く建てられ、そして、素敵な多くの商業施設が軒を連ねるこの地域に、“京都ハリストス正教会”(英語ではOrthodox Church という)があるのをご存知だろうか?

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 “ハリストスとはキリストという意味で、日本には明治時代にロシア正教会のニコライ修道司祭聖により正教の教えがもたらされ、日本でのハリストス正教会の設立、布教の礎となったという。
 この烏丸御池から徒歩で約10分ほどの場所、京都博物館や、六角堂、京都大丸などのすぐ近くに、歴史的にも古く、美しい教会が存在しているのである。そして正教会のすぐ前方には“御所”がある。
 御所の日本古来の歴史的に神聖な場所の目と鼻の先と言っていいほどのエリアに可憐なロシアの正教会が共存しているのだ。ここで少し、日本にあるハリストス正教会のことに触れておこう、日本ハリストス正教会は、東京大主教区(東京)東日本主教区(仙台)西日本主教区(京都)の3主教区からなり、実質的には東京大主教区(建物はニコライ堂)が本部となる。
 今回ご紹介する京都ハリストス正教会は、同時に西日本主教区で、大阪、神戸、名古屋、豊橋、半田、岡山、四国・徳島、九州・福岡、熊本、人吉、鹿児島の正教会などもこの西日本主教区に入る。
 古都、京都に存在する、西洋の歴史的な建造物の京都ハリストス教会は、生神女福音聖堂(受胎告知)と納骨堂からなり、特に生神女福音聖堂は、東京の本部のニコライ堂に次ぐ日本での正教会の最古級の建造物で、明治34年に建築された非常にアンティークな建物である。

建物は、貴重な有形文化財

教会絵

1986年京都市より有形文化財としても認定されている。
生神女福音聖堂の中は、まず天井にゴールドの大きなシャンデリアが灯され、白にゴールドのフレームで囲まれたマリア様やキリスト様、エンジェルなどが描かれた見事な壁画があり、背の高いゴールドのキャンドル・ホールダーにキャンドルが灯された、非常に神秘的で美しい内装の祈りの場所である。
 一歩足を踏み入れれば、俗世間を忘れ、その厳粛で厳かで、清らかな空間に息を呑むことであろう。外の世界から入ると、まるでタイムスリップしたみたいなアンティーク感漂う空間や、ワープしたみたいに日本とまるで違う別世界が、広がっており、映画の一場面に自分が飛びこんだような感動を受けることにちがいない。なお今、現在、生神女福音聖堂は、修復工事に入っており、内部への閲覧は制限されている。したがって、今回は京都ハリストス正教会の全貌は、漆で描かれた絵画と写真でのご紹介となる。
 また納骨堂は2015年6月21日に新築され、三階建ての重厚な建物が教会に寄り添うように建築された。京都ハリストス正教会の信者たちは主にロシア人と日本人で構成される。その中には京大をはじめ様々な、大学が多く存在する京都に世界各地の正教国からの留学生や研究者そして、その家族などが多く暮らし、この京都ハリストス正教会に足を運んでいる。グリーングレーのアンティークな生神女福音同聖堂では、スケジュールを決めて、土日や、平日の夜などに聖体礼儀とされるお祈りなどが、行われている。また懺悔などの相談も秘密厳守で行っている。

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美しい納骨堂がパワーアップ

 加えて、2015年6月21日に誕生したばかりのステンドガラス装飾が美しい納骨堂のお披露目パーティーでは、素敵なミュージックや、神父様方のお話や食事がふるまわれ、新しい京都ハリストス正教会の門出となった。
 ステンドガラス装飾の美しい、出来たばかりの納骨堂の1階では、今後、フラワー・アレンジメントの教室やアート作品の展示会などの催事も行われる予定で、古都・京都の街の真ん中の立地のよさを生かし、日本らしい京都の御所や、京都文化博物館、六角堂、京都大丸などの観光地、商業施設と共にロシアからの文化や信仰を、日本文化と共存し交流していくすばらしいスポットとなるであろう。

西日本教区センター 京都ハリストス正教会
〒604-0965 京都市中京区柳場通二条上る六丁目283
作成者funeralartシルエット




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