カラーシャ族とは

イスラム教国のパキスタンではめずらしい非イスラム教徒の少数民族で、人口わずか3千人

NWFP州(北西辺境州)の北部チトラール県のアフガニスタン国境に近いボンボレット谷、ルンブール谷、ビリール谷の三つの谷に住んでいます。

聞いた事もないって言われますが、とても興味深い民族です。

今日は、ちょっとご紹介。

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宗教

カラーシャの宗教には、コーランや仏典のような宗教書もなく、毎日特定の礼拝をすることもありません。

神に祈願や感謝をする時に、山羊の血や小麦のパンを捧げて儀礼を行うこと!

あえて宗教らしい行為といえば、神が降臨する場所を聖の状態に保っておくこと・・・でしょうか。

谷に神々が存在していて、これらの神々が祭礼儀礼によって貢ぎ物を受け取り、

神々の上に君臨する至高の神に人々の祈願を届けると考えられています。

ルンブール谷には一番力のあるサジゴール、次にマハンデオ、冬の祭りに先祖の地からやってくるバリマイン、家庭の女神のジェシタク、家畜の守り神のスリザン、ゴシドイ、そしてクシュマイ、ジャッジなどの神が存在しています( ^ ^ )/□

ボンボレット谷とビリール谷にもマハンデオ、ジェシタックが存在しますが、サジゴールはおらず、代わりにボンボレット谷にはイドレイン、ビリール谷にはワリンという神が存在しています。

カラーシャの宗教は祭りと一体化?してるようで、

祭りや行事は自然の季節の移り変わりに合わせてしょっちゅう開催されます。

 

浄不浄の概念

カラーシャの宗教の中で重要な部分が、浄(オンジェシタ)と不浄(プラガタ)の概念です。

オンジェシタとは神と関わることができる聖なる存在で、カラーシャの男、水、ネズの木、ワイン、小麦、山羊、はちみつなどが聖なるものと考えられています。

 

その反対に神に対して不浄な存在がプラガタで、女、イスラム教徒、にわとり、女の生理と出産などがそうです。

女たちはこのために、聖なるものと直接の接触をしないよう、日々の生活活動が制限されてきます。

神々が宿る聖域には立入り禁止ですし、生理や出産の時は、家を出てバシャリと呼ばれるこもり小屋に行かねばなりません。

祭礼に捧げられた山羊の肉、はちみつも口にできません。水を飲む時は直接コップに口をつけてはならないといったように、たくさんのタブーが決められています。

しかし、美しい民族衣装を身につけ、イスラム教徒の女性のように顔をチャルダーで被い隠す決まりもないし、男性と口をきくのも自由、歌や踊りいっぱいの数多く開かれる祭りを楽しむこともできるなどの理由で、カラーシャの女性たちは神に対して不浄だからといって、卑屈になることはありませんし、男性たちが女性を必要以上に蔑むこともありません。

 

アフガニスタン東部からパキスタンのチトラール県にまたがるヒンドゥークーシュ山脈の山あいには、昔から独自の信仰と伝統文化を持った人々が住んでいました。周囲のイスラム教徒は彼らをカフィール(異教徒)と呼び、その地をカフィリスタンと呼んでいました。しかし百年ちょっと前の19世紀末に、時のアフガン王にイスラム教への強制改宗を武力で迫られ、アフガニスタン側のカフィールはすべてイスラム教徒にならざるを得ませんでした。そしてカフィリスタンという地名もヌーリスタン(光の地)と改められました。カラーシャはチトラール王国に統括されていたために強制改宗をまぬがれ、今やカフィールの最後の生き残りとなったわけです。

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カラーシャの外見的特徴は、民族衣装姿の女性。

男性は今や昔に着ていた毛織りの服を捨て、パキスタンの国民服シャワール・カミーズを身に着けているので、イスラム教徒と見分けがつきません。女性は襟元、袖、裾にカラフルな模様を縫いこんだ黒い貫頭衣に手織りの帯をしめ、前一本、横二本、後二本、全部で五本のおさげ髪の上に、子安貝とビーズの頭飾りをつけ、目立つ格好をしています。

 

カラーシャの結婚、駆け落ちが主流!?

カラーシャの結婚習慣もユニークで、少女が十代の前半になると、親は彼女の結婚相手を決め、祭りを機会に相手の家に送りこみます。相手の家族と短期間一緒に暮らし、また実家に戻るということを数年の間繰り返し、そのうちに子供が生まれると、はじめて夫の家に落ち着きます。

しかしもし、相手が嫌で子供がいなかったら(いる場合もありますが)、他の男性と駆け落ちすることも可能です。

でも・・・その場合は前の夫が妻の家族に贈った結婚の贈り物(家畜、鍋瓶、現金など)を、新しい夫が前の夫にすべて倍返します。すごい。

カラーシャの半分以上のカップルは駆け落ち結婚で落ち着いているようです笑

 

駆け落ち結婚が多いなら、恋愛結婚にすればいいんじゃ。。。

と、思ってしまいますが、そこが宗教の違い( ^ω^ )

 

少人数民族ですが、私が絶滅しないでほしい民族のひとつです♪

カラーシャ族、お見知りおきをー!!

 

出典:http://kalasha.fc2web.com/

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